- 原作・森田季節、漫画・シバユウスケ、キャラクター原案・紅緒「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」3, 4, 5, 6, 7(スクウェア・エニックス)
一冊ずつ紹介するのも大変なので、5冊まとめて。最新刊は17巻、連載は継続中。
転生ものは多々あれど、本作はあまり類型のない、ユニークな作品だなあと思っていたが、だんだんわかってきた。これはハーレムものの女主人公版なのだ。
アズサは(本人の自覚はないが)究極の人たらし。魔法だろうが幽霊だろうが、関わっているうちにアズサの魅力に引き込まれ、そばにいたいと思うようになる。そうして、同居人が増えていく。この都合のよ過ぎる展開と、アズサ以外の同居人どうしで不思議に諍いが起きない点が、「ハーレムもの」に共通する。
アズサは自分を慕う人たちに愛情は感じてはいるものの、それは恋愛感情ではないし、性行為を行なうわけでもない。とはいえ世の「ハーレムもの」も、掲載誌や読者層の関係か、実際に性行為やそれを直接連想させるような描写は実際にはほとんどない。単にもてる様子が描かれるのみである。であれば、本作も同じことになる。
主人公は、あくまで「家族」を増やしているとしか考えていないわけで、そういう意味では独創的な視点ではある。
しかし、アズサを慕う人が増えても、皆似たような顔立ちで、誰が誰やらだんだんわからなくなってきた。これ以上キャラを増やすなら、そのあたりも考慮してほしいものだ。





