鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「キャプテン2」4(新刊)

谷口は勉強のコツをつかむと、生来の真面目さで成績は急上昇。

キャプテン丸井は、自身のキャプテンシーに悩む。リーダーシップを発揮しようとして暴君になってしまい、反省して自信をなくす悪循環の繰り返し。部内に丸井派、半田派とできてしまうが、谷口監督が再びチームをまとめあげる。

井口は本格的に捕手として始動。キャッチングはともかく、肩がすごい。捕手としても頭角を現わしていく。

谷口は松下を通じて城東に練習試合を申し込む。先発は松川で捕手は井口。城東は冬を越してレベルアップしており、松川は5回を終えて5失点、対して墨谷は無得点。が、実は墨谷は竹バットを使っていたことがわかり、城東の監督から文句を言われ、金属に替えたところ、5回4得点6回2得点で逆転。

7回から近藤を投入。一年生ながら威力ある速球に城東はてこずるが、バッテリーのミスが出てあっという間に失点。見かねたイガラシがリリーフを申し出、1球でチェンジ……

城東が基礎トレーニングに力を入れた結果、投打ともにパワーアップしたなど、コージィキャプテンは、ちばキャプテンに比べ、いろいろ科学的である。松下が練習を見学に行くと、監督にうまいことを言われてノックを手伝わされ、しかし試合で守備にファインプレーが出ると、松下に「お前のおかげだな」と声をかけるなど、小倉監督はなかなか人づかいがうまい。

そもそも、週末ごとに練習試合をやっているのがいい。ちばキャプテンでは全然練習試合をしていなかった。どんなに特訓しても、それでは試合勘がつかめないだろう。

井口が近藤の面倒をよく見る。井口の成長ぶりが楽しい。「(井口は)お前が育てたんだろ」と丸井に言う半田がいい。



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