- 瀬口たかひろ「漫画家接待ごはん」1(角川コミックス)
2017年6月26日刊。
福岡在住の作者が、ではなくて「濱ケンジ」という漫画家が、編集者から接待された時の料理について語る漫画。いわゆるグルメ漫画の新しいパターンか。
編集者が博多へ来るパターンと作家が上京して東京の店へ行くパターンが交互に描かれる。
一読しての感想は、漫画家は漫画の専門家かも知れないが、世慣れしておらず、お人好しが多いのかなあ……ということ。海千山千の編集者から見たら、転がすのは簡単なんだろうなあ。編集者がいい人で、漫画家のいいところを引き出そうと、あるいは儲けさせようと必死になってくれるならそれでもいいけれど、使い捨て感覚の人に当たったら苦労するな、と。
ところで、第二話でいきなり編集者が待ち合わせをすっぽかす場面が描かれていた。漫画家のエッセイ漫画を読むと、編集者が打ち合わせの日時に遅刻した、忘れたといった話もよく目にする。自分はサラリーマンを40年くらいやったが、このような目にはほぼ遭ったことがない。こんなことを一度でもやらかしたら社会人失格だと思うが、編集という仕事はそれでも問題ないのだろうか。高学歴の人が多いと聞くが。
余計なお世話だが、福岡で食事をする時にはアシスタントも連れて行ってやればいいのに、と思った。

