鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「あたしンち」17

安定した面白さ。何回でも読める。

17巻ではなく、この作品全体ついてだが、本作は僕にとってはかなり異色である。

僕はギャグ漫画は嫌いじゃない。本作は、たまに声を出してしまうような笑える箇所も存在する。が、一冊に1~2ヵ所あるその部分を楽しみに読んでいる、というわけではない。

日常ほのぼの漫画も嫌いじゃない。「からかい上手の高木さん」とか「ふたり明日もそれなりに」とか「だめよめにっき」とか。これらは恋愛ものでもあるが、恋愛の方はかなり安定していて、日常ほのぼの系にシフトしている。そう、僕の好きなほのぼの系とは、恋愛が安定して日常になった世界でなのである。親子や家族を描いた(サザエさん的な)ものに本来興味はないのだ。

それなのに本作は本当に面白いと思う。理由は不明。ただ、家族関係なく母の交友関係のみを描いた回がかなり多く含まれるのは、よい視点だと思う。



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