kindle版は2019年11月1日、グループ・ゼロ刊。chapter 6～7および短編「彩の季節」「ジャングル・ヨーコ」を収録。オリジナル単行本2巻の後半部分と思われる。
表紙はオリジナル単行本2巻の表紙の顔と胸を切り取ってアップにしたもの。
さて、いろいろあって、かおるは、やはり好きなのはダンであることを再認識し、改めて告白。そして二人はついに結ばれる。カブは致命傷を負ったかに見えたが、それは少女の身体であって、猫に戻ってめでたしめでたし。沢野とかおるがくっつく心配はなくなったため、ようやくダンとカブは元の世界に戻ることになる。
それを知ったかおるは、その日までせめて少しでも長く一緒にいましょうと、一緒にご飯を食べ、ゲームをし、カラオケをし、そして……やりまくる。
ついに別れの日がきて……と、最後は一応真面目なラブストーリーになっていた。
有村しのぶの新境地。いろいろと中途半端な部分もあるが、おおむね楽しめた。ただ、女性の顔の表情がワンパターンなのが気にかかる。ワンパターンは言い過ぎだが、もう少しいろいろ描き分けられるといいのではないでしょうか……。
