NHK大河ドラマで八重が主人公に決まり、川崎尚之助の研究も急に進むことになった。これまで会津戦争のさなかに行方不明となり以後消息不明とされてきた尚之助の生涯を筆者が徹底的に調査し、その結果、会津戦争後は斗南に渡り、斗南藩のために尽くしていたことが明らかになった。
あさくら氏が画期的な発見をされたようなのだが、残念ながらあさくら氏が発見するまでの通説がどのようなもので、それをどう覆したのかといったあたりが今一つ不明なのが残念。斗南に行ったことはあさくら氏以前は全く知られていなかったのか? 吉村康氏が、小説で、明治になって八重と尚之助が鳥越で再会する描写をしたのが伝説として流布したというが、この小説はなんという小説で何年に発表されたものなのか? 隔靴掻痒の感は否めない。

- 作者: あさくらゆう
- 出版社/メーカー: 知道出版
- 発売日: 2012/12/01
- メディア: 単行本
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