鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「珈琲いかがでしょう」1

  • コナリミサト「珈琲いかがでしょう」1

タイトルと内容に惹かれて購入。その後、「凪のお暇」と同一の作者だと知りビックリした。実は「凪のお暇」もテレビドラマ化されたりして話題になっているため、読んでみようかとサンプルをダウンロードしたことがあったのだが、絵が生理的にダメで購入を断念したことがあったのだ。しかしまあ、少なくとも本作は厭というほどではなく最後まで読み通せたのでほっとした。

ストーリーは、傷ついている人の前に珈琲屋さんが出現し(屋台の移動カフェという設定)、そのコーヒーを飲んだ人は癒されていくというもので、超能力者は出て来ないけれども「走馬灯株式会社」や「笑ゥせぇるすまん」の系譜に連なる作品だと思う。ただし最後はほのぼのハッピーエンドで読後感は良い。そいういう意味では「走馬灯株式会社」や「笑ゥせぇるすまん」とは真逆だ。

第一話に登場するOL(の勤務する会社)はデフォルメがあるとはいえ極端過ぎる。普通は効率化といってもここまでやらないしOLさんはていねいといってもやはり愚鈍に過ぎる。会社員としては少々不満がないではないが、まあそこは突っ込むところではないか。


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(2020/1/5 記)