第16話（第2巻）では、ディスクを破壊してしまったために自分の人生を消すこととなるシゲキという男が登場する。走馬灯株式会社で見せられるディスクは単なる記録媒体ではなく、直接人生とリンクしているのだ。この時は、友人や家族の記憶から自分が消えている、というところで終わっていたが、第39話では、このシゲキが再登場。路上生活者になっていたようだ。よく生きていたものだ。
この回では、これまで長い間走馬灯株式会社のスタッフは神沼一人だったが、新しい人物が加わることになる。その者が過失とはいえディスクを破壊し、人生を消してしまった人物のその後は不明。シゲキのその後も不明。理乃は恐らくこの後、現世と関わることはない。家族にはどう別れを告げたのだろう？ 新たな謎がいろいろと提示された話だった。
第45話では株主の存在が示唆される。神沼は単なる雇われ者で、その「上」の存在がいるわけですね。
（2019/12/8 記）
