鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「うちのクラスの女子がヤバい」2

2016年9月刊行。

クラスひとりひとりのキャラが割とよく立っていることと、女子それぞれの「無用力」が面白く、その能力を発露させてしまうきっかけと発露された結果の顛末が独特で、すべて表にしてまとめてみたいと思うほど。

高校生の日常風景だから、恋バナもある。自分としては、そういうことが絡んだ方が好みである。

1巻では、学校(教師)側は、無用力は人畜無害だし、そのうち消えるものだから気にしても仕方ない、という態度だった。しかし2巻では、過去に学校が無用力を研究したことがあるが、中止され、秘密裏に葬られたらしい……とか、無用力を有効活用して金儲けをたくらむ人が出たりとか、物語が大きく動き出す。

頻度は少ないが、時々顔度出すウイルコさんの存在感が大きい。委員長的なのだがそれとも違う。いつも冷静で感情を顔に出さず、dれかが極端に走りそうになった時に止める役というか。クラスの女子はみなそれなりに可愛いのに、一人だけ背が低くて顔が大きく、可愛くなく描かれているのも気になる。

表紙はサンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」のパロディ。

f:id:chd:20211224152713j:plain

漫画・コミックランキング