- 凸ノ高秀「日々よ!!」1
2024年5月12日刊。エッセイ漫画。表紙のイラストが気に入った、いわゆる「ジャケ買い」。
主人公は背が高くてスタイルがよくて黒髪・長髪の美人だが、「著者のビジュアル以外はほぼほのノンフィクション」とのこと。
漫画作品のクオリティを上げるために作者自身を美化するのは珍しいことではなく、小林まことの「青春少年マガジン」などはその代表と思うが、読み進めているうちに違和感が大きくなり、途中、ようやく作者は男だと気づく。
男なのに女に描く、というのは矢野トシノリの「りの嫁ダイアリー」もそうだったが、こちらはVチューバーの体を取っており、中野人が男であることは明らかにしていた。本作は何も書いていないからそのまま信じてしまった。
話の内容はびっくりするほど面白いわけではないが、よく知らない人のエッセイとしては読める方だ。