鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

漫棚通信さんの解説にも泣いた「この世界の片隅に」

漫棚通信さんやMariさんが絶賛するので買ってみた。もともと上巻は持っていて、ソコソコ面白いとは思ったが、起伏のない淡々とした話で、特に先が気になるというわけでもなく、そのままになっていたのだ。

これはもう、今世紀の最高傑作……はいくらなんでもおおげさだけど、傑作であるという以外に形容のことばを思いつかない。ひとつには、漫棚通信さんがきちんとその素晴らしさを、漫画の技巧ひとつひとつも含めて解説してくれていて、それ以上付け加えるものがないせいもある。付け加えるものがないどころか、この解説がなければ、あれが鬼だということにも気付かなかった。

漫画にも泣けたが、漫棚通信さんの「フィクション=マンガのチカラはひとの救いになるのです」にも泣けた。

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(別ブログより転載/original : 2009-05-08