先月亡くなられたばかりの矢口高雄による手塚治虫への追悼作品。オリジナルは毎日新聞社刊(1989年)。手塚治虫が亡くなられてもう30年も経つのか……
矢口高雄は子供のころ、少年マガジンに連載されていた「釣りキチ三平」が大人気で、名前も絵柄もたいへんなじみが当たったが、あまりきちんと読んだことがない。このたび、「ボクの手塚治虫」を手に取って、その理由を思い出した。
登場人物がやたらにハイテンションで、すぐ叫び、足を高く上げてぴょんぴょん飛び跳ねる、それがイラっとして読んでいられないのだ。本作はとりあえず最後まで読み通したけど、他の作品を読むことはないだろう。
矢口高雄を好きな人は多いみたいだが、みなさん、アレ平気なんですかね……?