2006年3月17日刊。
ああ、前巻の感想で書いた「青葉は若葉が好きで、若葉の心を独占していた光に嫉妬しているのかも知れない」は当たっていた。もうひとつ、一葉によれば、だらしないところなど青葉と光は似ているところがあるから。同族嫌悪か。
光は青葉の姿勢に感化されて野球に真面目に取り組むようになるが、中学の野球部は荒れていたため避け、高校で野球部に入部。ここに、過去に甲子園出場の経歴を持つ名監督が迎えられる。この監督、監督と結託した副校長に光らは反抗し、反旗を翻すが……
話の展開に少女漫画風味を感じる。少年漫画の大御所に向かってこんなことを言うのも妙だし、今どきは少年漫画・少女漫画というカテゴライズ自体が意味がなくなっているのかも知れないが。