鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ナイン」3

1980年9月1日刊。

準決勝で武南とぶつかった青秀は、倉橋が山中に投げ勝ち、ジャイアントキリングを果たした。が決勝では力尽き、甲子園出場はならず。

青秀野球部は練習をしない。しているんだろうけど、練習時間は長いとはいえず、また質が高いようにも思えない。新見も唐沢も、分野は違えど超一流のアスリートだ。本気で甲子園を目指すのならば、もっと必死に取り組む必要があることはわかっているだろう、特に野球の経験のない二人は、たとえ練習が休みでも、自分で毎日何時間でもボールを触り、バットを振る必要があるのは承知しているはずだが、ぬるま湯野球部の体質に不満があるようには見えず、呑気な部活を満喫している。それで武南と互角にわたりあうのはあり得ないが、ラブコメ路線だからそれもアリなのだろう。

本巻では唐沢に惚れる女性が登場する。唐沢もほだされていたようだが、残念ながら転向してしまった。これも青春。



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