鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ナイン」2

1980年6月1日刊。

元陸上部の新見克也は、野球部マネジャーの中尾百合に一目惚れして野球部へ入部。元柔道部の唐沢進も百合に一目惚れして野球部へ鞍替え。その百合は、甲子園の優勝投手で幼なじみの山中健太郎武南高校)が狙っている。一方、陸上部の安田雪美は新見克也に熱を上げている。ま、百合も新見に好意を持っていることは1巻で明かされているので、相思相愛であることを読者は知っているわけだが、本人たちはそれを口にしない上、山中や雪美など邪魔する勢力がいてうまくいかないのだ。

2巻では一学年下に山中二郎が入部してくる。健太郎の弟で、なかなか野球センスがあり、戦力としては問題ないが、彼は安田雪美に一目惚れ。複雑な人間関係に拍車がかかる。ラブコメ王道の展開だが。

新見二年次の夏の予選が始まる。エース倉橋を擁する青秀は大健闘。準々決勝で昨年全国優勝した武南と相まみえるが……?



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