鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ハナヨメ未満」

  • ウラモトユウコ「ハナヨメ未満」1~3

一年ほど前に一巻を読んだら面白かったので二巻も買ったのだが、後半でちょっとダレた感じがあり、三巻を買おうか迷っていた。久しぶりに読み返して、先も気になるから三巻(完結巻)を購入。

婚約者の父が亡くなったため、葬儀に出席のため離島に赴くアコ。肝心の婚約者は多忙を理由に帰省せず。訪問先でいろいろあってアコは島を出られなくなってしまい……というのが大筋。

アコが島に惹かれ、島人も彼女を受け入れ、徐々に島の人になっていくのは興味深い。IT企業に勤めるアコが、ネットを活用して島のポジションアップを狙うも、ほとんどが失敗する、という展開はなかなかリアルでよい。

二巻の後半で登場した「悪徳商人」が、いかにも悪人風にステロタイプに描かれているが、実際に何が悪いのかがよくわからない。商売をする人が金儲けを考えるのは当然であるし、島民だけが許されるとか、優先されるとかいうのは、それはそれでエゴであろう(この人物がいなければ購入を躊躇したりはしなかった)。

一巻で唐突過ぎると思われた「霊」の伏線がきれいに回収されて心地よし。


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(2019/11/19 記)