- カレー沢薫(原案:ドネリー美咲)「ひとりでしにたい」5(モーニングコミックス)
2022年9月22日刊。
1~3巻まではとても面白かった。4巻は単なるお勉強漫画になってしまったが、その「お勉強」の内容は役に立つものだった。
本巻は、これといってお勉強する内容もなく、鳴海と那須田という、コミュ障に近い二人がどんどんこじらせていくところを描いたもので、私はいったい何を見せられているのだろうかと呆然としている。
死に方を考えることは生き方を考えることで、それには自分と向き合うことは必須で、鳴海は(那須田も)今初めて逃げずに自分自身と向き合おうとしている……ということなのだろうか? まさかラブ・ストーリーにしようとしているわけではないよね?