2022年8月20日刊。発売日に入手。
トルーキンの偽物を見て、その醜さにあきれるものの、かつてトキに成りすました自分とどこが違う? と自省するアミバ。いや、俺は違う、俺は天才だ、と偽トルーキンを追い詰めるところはなかなかカッコよかった。
ただ、原哲夫の絵をなぞっている時の絵はいいのだが、そうでない時(オリジナルのポーズ)の絵が下手なので、それが残念。走っている様子は突っ立っているだけにしか見えないし、胡坐をかいて座っている様子は、宙に浮いているように見える。
この作品は、劇画調のカッコイイ登場人物がばかなことをするギャグなのであって、ギャグタッチの絵でばかなことをやってもオチない。3巻ではぐっと画力のあがったところを見せてほしい。