鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「旦那が何を言っているかわからない件」1 - 3

かおるたんがかわいくて好きだ。マヨタマ氏がかわいくて好きだ。かおるたんが結婚できて幸せだと感じてるところが好きだ。

もともとWebで無料公開されていたもの。当初は「かおる=作者」で、多少の誇張やフェイクはあるにしても、自分の実体験を漫画にしているのかと、要はよくある絵日記だと思っていたのだが、すべて創作であると知った時は驚いた。

とても面白いからたびたび読み返したいけれど、いくら無料でもWeb上に見に行くのはかなり面倒だ。書籍にならないかな、でもこの絵では書籍化は無理だろうな、と思っていたら、この絵で書籍化されていた。

この絵、というのは鉛筆書きの絵ということ。書籍化にあたってペン入れすることもなく、そのままの掲載となった(表紙や扉はちゃんとペン入れされた絵が載っているし、各ページにネットスラングの解説が入るなど、それなりの工夫はされているが)。Amazonのレビュー欄には、手抜きだとか、その割に価格が高いとかの不満の声も寄せられているが、下書きではなく清書の絵であり、読みやすいから、それほど問題だとは思わない。ほしよりこという先駆者もいることだし。

三巻の、かおるが「旦那」と出会う前の話は壮絶だ。64ページの泣き顔と67ページの笑顔は圧巻。このページだけで購入する価値があると信じて疑わない。


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(2019/11/12 記)