鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ビートルズ英語読解ガイド」

以前この著者の「ビートルズ作品英和辞典」という本を買ったことがあって、時間をかけてじっくりと読み、著者が英語にもビートル時にも詳しい、信頼に値する人物であると考えるに至った。

ビートルズのことをより詳しく知りたいという要望は常にあるし、英語の能力を上げたいという希望もずっとあって、ビートルズの曲を題材に英語の勉強をしたらいいのではないかとは中学時代から考えていたことだ。

ただし、そのための適当な参考書がない。解説や解釈以前に、正確な歌詞がわからない。レコードには歌詞カードがついてくるし、楽譜集などもいろいろ発売されているが、それらを突き合わせてみると一致しない箇所があちこちにある。また自分が聞き取ったものとの違う……ような気がする箇所もある。訳を考えるにも意味を捉えるにも、まずは正確な歌詞がわからなければ先に進めない。と思ったまま何十年も過ぎた。

ビートルズ作品英和辞典」は、その一助になるかも知れないと思ったが、これは辞典なので単語がアルファベット順に並んでおり、これから歌詞を(再)構築するのは面倒くさい。いや実際にやってみたんだけど、途中で挫折した。

それをやるなら本書をベースにした方がいいかなと思っていたが、やや高いのと、買っても読んでいる時間がないだろうなと思って躊躇していた。

少し前から(新コロナウイルスの影響で)自宅勤務が始まり、通勤時間がかからない分多少時間に余裕ができたから、では読んでみるかと手に入れてみた。

まだ斜め読みした段階だが、実に興味深い。ただ、読むには時間がかかる。ゆっくり読んでいこう。


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(2020/4/12 記)