鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「高嶺の花とふつうの子」(全5巻)

  • 三浦コズミ「高嶺の花とふつうの子」1, 2, 3, 4, 5(ブリック出版)

もともとは個人誌。電子版は、1巻は2022年2月18日、2巻は2022年3月4日、3巻は2022年3月18日、4巻は2022年4月1日、5巻は2022年4月15日刊。

高峰先輩は仕事ができて美人でクールでみんなの憧れの的。女の人が好き。その高峰先輩から告白された乃々はもともとはノンケだが、憧れの人から口説かれて付き合うのをOKする。

乃々はこれまで男性二人と付き合った経験があり、性交も経験済み。高峰先輩はこれまで付き合ったことがなく、性交も経験なし。年上であり憧れられている自分が、実は経験がない、ということを悟られたくないと思っている。乃々は、高峰先輩はきっと経験豊富なんだろうなあと思っていて、平凡な経験しかない自分を恥ずかしく思っている。

というすれ違いから始まるラブコメ。男女の間でも同じことは起き得るよなあ、と思う。正直に話すのが一番だけど、そこは見栄を張りたいオンナゴコロ。乃々も健気だが、高峰先輩もかわいい。

一冊が薄過ぎるのが残念。これでいったん終わりのようだが、続きがあるならもう少し長い話(一話せめて30ページくらいの)で読みたい。



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