鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

空を飛ぶことを夢見た少年少女

  • 加納朋子、「少年少女飛行倶楽部」(文春文庫)

加納朋子だがミステリーではない。中学生が飛行倶楽部なる怪しげなクラブを立ち上げ、紆余曲折を経てついに飛行を実践するまで。初飛行のあとにもうひと波乱あるけど。

絵に描いたような青春小説で、こういう話は苦手だと思っていたが、加納さんが描くとすんなり読めてしまう。

年齢が離れ過ぎて主人公に感情移入するのは難しい。むしろ、主人公の母親が可愛くて気になる。

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(2011/12/15)