鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「信長協奏曲」19

最新刊発売。

ついに武田が滅びる。信玄を亡くし、高天神城を徳川に奪い返され、すっかり弱体化していた武田に織田の本軍が迫るや、あっという間に崩れ去ってしまうサマは「おんな城主直虎」の第一回・第二回で描かれた通りであり、改めて本作で接して、強い臨場感をもって読み進めることができた。それにしても、弱体化していることは全国の武将は(敵も味方も)薄々わかっていたであろうが、完全に武田が滅んだ時点で改めて織田の力を認識する描写が興味深い。

武田の件は史実通りだが、一方、毛利と羽柴の関係もきな臭さが増している。ここは一体どのように決着させるつもりなのだろうか? 本能寺の変羽柴秀吉黒幕説というのは現実にあるので(「へうげもの」でもその説が採られていた)そういう方向につながるということなのだろうか?

物語は天正10年3月まできた。本能寺の変は6月。続きが待てない!


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(2020/1/2 記)