鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ハルコの晴れの日」1

ハルコの晴れの日 (1)

ハルコの晴れの日 (1)

星里もちるは大昔大ファンで、長い間離れていて、思い出すこともなかったのだが、たまたまネットで見つけて惹かれるものがあったため、購入してみた。*1

面白い。

ハルコは派遣の秘書で、一流企業から個人事務所まで、あちこちの会社で仕事をこなす。能力は並々ならぬものがあり、どんな仕事も一人前以上にこなすが、惚れっぽいたちで、行く先々で恋に落ち、あっという間に失恋するということを繰り返す。

毎回同じ、ワンパターンだという批評を目にしたが、毎回おんなじなのがいいんじゃんねー。飽きもせず、凝りもせず、同じことを繰り返しながら、すぐそばにいる青い鳥にいつ気付くのか、ドキドキが止まらない。

なお、このご時世では仕事を選んではいられないのかも知れないが、ハルコもいつまでも若くはないのだから、もう少しキャリアというものを考えて仕事を選んだ方がいい。これでは経験が積みあがって行かない(製作者側が、話のバラエティのために、わざと毎回全然違う仕事をさせているのはわかっているが)。


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*1:kindle版が無料だったからね。それは心惹かれるさ。