鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ハッピースクールデイズ」

オリジナルは2017年5月6日刊。kindle版は2019年8月23日刊。表紙などを含め、全28ページ。「同じ穴の狢」「昨日の敵は今日も敵」に続く作品だが、短いながらもいろいろとヒネリが入って、ストーリーにぐっと深みが出てきた感がある。

  • 「馬であり鹿である」(5ページ)……吉岡先生と松野先生。まだ付き合っていない。GKの本だと思わなければ、単なる職場の同僚とのエピソードとも取れる。
  • 「ひみつのラブレター」(4ページ)……高校生の山本明里と英語の教師。今のところ山本が一方的に熱をあげているだけだが、実は先生の方もまんざらではなかったりする。
  • 「なかよしこよし」(2ページ)……吉岡先生と松野先生。基本はギャグだが、吉岡先生の人たらしぶりに惹かれる。
  • 「さくらさく」(3ページ)……卒業式の前日に理科の教師に告白した高校生の話。
  • 「おまけ」(1ページ)……大学生になった山本明里と英語の教師。

だいたいどの話も年下の方が積極的で年上の方が可愛い。吉岡先生と松野先生はあまり年齢差はなさそうだが。二人のその後が知りたい。



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