鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「厄(やく)いよ! アラクシュミ」1

2022年5月27日刊。2021年11月よりコミプレ(Webコミックサイト)にて連載中。

東京新聞に月一で掲載される「ブルボン小林 月刊マンガホニャララ」が好きで、気にしているのだけど、本作もここの12月の記事で紹介されていた作品。作者も作品も失礼ながら全く知らなかったが、せっかくだからと購入してみたら面白い。

ラクシュミは疫病神だが、現在の人間はあまりにも不幸で、それゆえに人間の不幸を養分とするアラクシュミは肥え太り、肥満で死にかけていた。助かる道はただひとつ、人間界にくだって善行を重ねること――

福の神の吉祥天女ラクシュミ、怒りの神カーリー、芸術神サラスヴァディなどが似たような理由で次々と地上に降りて来て共同生活を始める。彼女らの織り成す行為を描いたコメディだ。

天界のひと(?)が現世に降りて来て、人間界で暮らす違和感を描いた作品としては「聖☆おにいさん」の正しいフォロワーだろう。「ブッダとイエス」に比べ、名前が覚えにくいが。

神というのは、よい神であれ悪い神であれ、総じて「大きい」(いろいろな意味で)ものだと思うが、本作の登場人物たちは、皆いろいろな意味で「ちっちゃい」。そこがおかしい。

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今回が最終回だそうである。貴重な漫画情報の窓口だったのに。



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