2012年4月20日刊。
佐倉千代は同じクラスの野崎梅太郎に恋をし、思い切って告白する。が、自分のファンかと勘違いした野崎に部屋へ連れ込まれてしまう。実は野崎は連載を持つ少女漫画家で、アシスタントを探していた……
高校生が主人公のろまこめ。野崎くんは(少女漫画家でありながら)これまで付き合ったことがないどころか、人を好きになったこともないという奥手な男子。千代の女心などわかりようもなく、彼女のストレートな告白も曲解してしまうほどだが、一方、これを機に野崎くんと千代は一気に仲良くなり、毎日のように会って話す間柄に。
「高木さん」と同じ構図(高木さんと西方は仲が良く、学校でもよく話すし、行き帰りもほぼ一緒。ただし、高木さんは西方のことが好きだが、西片はそう意識していない)。仲がいいのに片思い。中高生の恋愛にありがちだが、切ない。