鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「COBRA」1、2

1978年~1984年「週刊少年ジャンプ」掲載作品。その後「スーパージャンプ」「コミックフラッパー」と掲載誌を変え、断続的に作品を継続していた.

そのような作品があることは自分も知っていたが、これまで読んだことはなく、どんな内容かも、コブラというのが何を意味するのかもまるで知らなかった。

9月8日に作者の寺沢武一が亡くなり、大勢の人が作者を称えると同時に「コブラ」という漫画の賞賛も相次いでいたため、どんな作品かちょっと読んでみようと1巻を購入。そうしたら面白くてやめられず、続けて2巻を購入。ちょうどキリがいいのでいったん中止。

近未来、惑星間移動が普通に行なわれるようになった時代が舞台。コブラというのは一匹狼の宇宙海賊の名前。海賊といってもチャチな物盗りはせず、弱気を助け強気をくじく……というか、可愛い子には異常に甘い三枚目。ただし格闘は無茶苦茶強く、銃の腕もピカイチ。100mを5秒台で走る運動神経の持ち主で、いつも葉巻をくわえている……。

というような一大スペオペスペース・オペラ)コミックなのだった。まあ、ツッコミどころは山ほどあるが*1、それを気にさせない迫力で話が展開していく。

1巻の終盤で、レーザー光線の通用しない相手に、手首から先を飛ばして殴りつけるのはロケットパンチだなあ、と思い、また2巻で登場した、砂漠の中を自由に走行する乗り物は、後日「エリア88」に登場した砂漠空母を彷彿させる。

続きが読みたいが、巻数も多く、読み始めたらきりがなさそう。



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*1:例えば金星人、木星人が存在し、金星人は美人が多く、木星人は力持ちなどの特徴がある、しかし皆地球人そっくりの体型で、言葉も通じる。