鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?」2(新刊)

  • 原作・下城米雪、漫画・伊於「え、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?」2(主婦と生活社

2024年1月4日刊。出たばかり。

1巻を読んで続きが気になり即座に購入。

鈴木健太の運営するプログラマ塾の講師を担当する佐藤愛が、塾生の人生を変えていく物語。

それはいいのだけれど、佐藤愛が元居た会社の行く末も気になる。冒頭で退職が相次ぎ、ついに新社長が「佐藤愛を呼び戻せ」と決意するくだりはよかったが、これまで愛が一人でやっていた業務が四人がかりでも回らない、という現実を目の当たりにして、なぜ「佐藤愛がそれだけ優秀だった」ということに気付かないのだろうか? また、外部委託しようと優秀で有名な神崎に相談を持ち掛けたところ、条件の交渉に入る前に断わられた。そこで反省をしないのだろうか(一人では思い当たらないだろうが)。

「どんな手を使ってでも佐藤愛を呼び戻せ」とは言ったが、では給料を10倍出すか、コスプレを認めるかといえばNOだろう。愛のプログラマ塾もよいが、こちらをもっと見たい。



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