- 中村光、「荒川アンダーザブリッジ(1)」(スクウェア・エニックス)
「風雲児たち」の17巻が先月末に出ていることと、「大阪ハムレット」の4巻が出たとの話を聞いたので、書店へ立ち寄った。が、発見できず。店頭で平積みになっている本書を見つけた。
中村光は「聖☆おにいさん」が傑作だと思うが、他の作品を描いていたとは知らなかった。試しに一冊買ってみる。
「聖☆おにいさん」は爆発力のあるギャグである。それに比べればこちらは静かなものだ。思わず声を出して笑ってしまうような箇所があるわけではない。が、引き込まれる面白さがある。村長が「着ぐるみだろう」と言われて否定するやりとりは、最初は「そういうことか」ぐらいにしか思わなかったのだが、二度、三度と読むうちに笑いが堪えられなくなってきた。不思議だ。
続きが読みたい。
(別ブログより転載/original : 2010-08-05)