鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「天辺の寿司」1~2(全2巻)

1・2巻とも2019年2月19日刊。初出は「グランドジャンプPREMIUM」2015年9月号および「グランドジャンプ」2016年4号。

普通の単行本だと思ったので、安い、では買いだと思ったのだが、単話版だった。各冊約50ページ。高くはないが、安くもない。

話としては始まったばかりで、完結していない。というより、読み切り版が二本だ。種々の事情で話が続かなかったのだろう。全2話では通常の単行本は作れないが、電子書籍なら可能、ということでkindle版をリリースした出版社には拍手を送りたい。願わくば、単話版であることをもっとわかりやすくしてほしい。また、二冊に分ける必要はなかったのではないか。

話の内容は、天才的な仕入れの腕を持つ職人の握る寿司は、大金をかけて仕入れて来た豪華な寿司よりおいしいとするもので、つまらなくはないが、特筆するほどのこともないかな。

実は、どこかの漫画アプリか何かで松井勝法の連載漫画を読んでいて、面白いと思っていたのだが、タイトルも、媒体もわからなくなってしまった。話が面白いというより、女性のキャラクターに色気があるのだ。それで、同じ作者の過去の作品を眺めてみて見つけたもの。期待するものとは少し違った。



漫画・コミックランキング