海街diary(うみまちダイアリー)2 真昼の月(フラワーコミックス)
- 作者:吉田 秋生
- 発売日: 2008/10/10
- メディア: コミック
一巻では主に佳乃(次女)の視点で進められた話が、本巻ではすず(四女)の視点になる。最終話は幸(長女)視点かな。
それぞれにいろんなものが降りかかってくる。誰でもそうなのかも知れないが、この4人は、やはり普通の人よりはたくさん背負ってしまっている。重いものを重いものとして受け止めている幸、受け止めきれずに時間を止めてしまったすず、抱えて入るけどそれをさらりと(お酒とギャグで)流す佳乃、チカ。誰の視点で語られるのかによって、物語の彩りが変わってくる。
こういっちゃなんだけど、同じベテランとして野間美由紀と比べると、ここまで違うもんかというくらい、絵の巧さの違いが歴然。動きがあり、表情がある。だから、絵が語ってくれるのだ。
(別ブログより転載/original : 2010-02-24)