鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「川柳少女」7

そろそろ新しい巻が出た頃かと検索していたら、7巻がとっくに出ていた(のに気付かず買い漏らしていた)。

第一巻から最新刊まですべてAmazonで買っている本は、次巻も出たら買うに決まっているんだから、「そろそろ次の巻が出ますよ、予約しなくていいですか?」「次の巻が発売されましたよ、注文しなくていいんですか?」と、そういう本こそ教えてくれればいいのに、全く知らん顔なのは解せない。そのくせどうでもいい本ばかり「あなたにお薦め」といってしつこく表示されるのは一体どういうわけか。

本巻に収録されている「灯りのないクリスマス」は、初の長編である。七々子とエイジが深夜デートし、互いに相手に対する思いのたけを伝え合う、読者もアマネも待ちに待った感動回である。ただし残念ながら、この二人はこれが「告白」であるとわかっていない。だから(元々仲はとてもよいけれど)これを機に正式にお付き合いする、というわけでもない。当然、キスはおろか、手も握らない。アマネならずとも「なーにをやってたのさ」と言いたくなるが、それがこの二人のいいところなのである。

ここで登場するアカリは、本当にイヤな性格だが、アマネ部長は久しぶりに(失礼)とても部長らしい姿を見せる。いい先輩がいてくれて、七々子もエイジもしあわせだ。アマネは性格的にいろいろあって、彼氏いない歴=年齢、ということになっているが、もし高校時代に身近に七々子とアマネがいたら、自分はアマネを好きになっただろうと思う。

相変わらずギャグもキレッキレである。

アマネ「すみません店員さん、へそで沸かした茶一杯ください」
タオ「未知のキレ方しないでくださいよ。拾いにくいんで」

川柳少女(7) (講談社コミックス)

川柳少女(7) (講談社コミックス)