鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「山田とせんせい」上

  • 五十嵐藍「山田とせんせい」上(角川コミックス・エース)

五十嵐藍は「鬼灯さん家のアネキ」が人気を博したため、その後も「鬼灯さん家のアネキ(+妹)」のような作品を続けざるを得なかったけれど、本当はこのような、少女の揺れる心を描きたかったのではないか。

山田とせんせいが出会う場面、せんせいは暴力的で自分勝手、山田がなぜ逃げださなかったのかは謎。次の日に会いに行くのも謎。もっとも、せんせいは前日のことを一応反省しているようで、山田に謝罪する。この時山田の出した条件は、

  1. 胸を揉まないで
  2. タバコの煙を向けないで
  3. 山田も甘えさせてください

なので、共依存へまっしぐらである。