鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「カジノディーラー雑戯談」

  • poko「カジノディーラー雑戯談」

電子書籍は2019年4月26日刊。「本当にあった愉快な話」2014~2016年掲載作品。同人誌「カジノディーラー雑戯談」(2015年11月15日刊)および「カジノディーラー雑戯談2」(2016年12月31日刊)を合本したもの。60ページ。

  • poko「カジノディーラー航海記」

電子書籍は2019年4月27日刊。オリジナルは2018年12月31日刊の同人誌。59ページ。

  • poko「カジノディーラーの豪華客船であった怖い話」

電子書籍は2020年5月1日刊。オリジナルは2019年8月11日刊の同人誌。56ページ。

最後の本で「カジノディーラー本4冊目」と書いているが、その4冊とは上記かと推察。初出は商業雑誌なのにぶんか社から単行本が出ていないことにもやもやする。世の中は厳しい。

この作者のよいところは、好感度の高い絵柄で、話を明るく、きれいにまとめているところである。暗さがなく、軽く読める。

それにしても、ずいぶんといろいろな体験をしているものだ。バニーガールにAV制作はまだ想像できるとしても、豪華客船のカジノなど、そもそも募集しているところなど見たことがない。そういう職業があることすら知らなかった。どういうきっかけでこの業界に入ることになったのか、むしろそこが知りたい(描いていない)。

カジノの世界というより、スタッフから見た豪華客船の中、という感じ。お金があったら一度は豪華客船でクルーズしてみたいと思うので、そういう点で楽しく読めた。



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