鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「カラクリショウジョ」(全2巻)

  • うさみみき「カラクリショウジョ」1, 2(eBookJapan Plus)

1巻は2016年12月23日刊、2巻は2017年6月28日刊。

1巻の冒頭を読んで震えた。なんという斬新な幕開け。なんという恐ろしさ。

茜は父と二人、田舎暮らし。が、小作料が払えず、都会へ出稼ぎに。小さい部屋を借り、父は工場へ働きに行く。ある日、茜の許へ父の遣いだという工場の人が現われ、彼女を連れ出す。うまいことを言って茜の同意を得た形にし、彼女を眠らせ、目覚めた時茜は機械人間に改造されていた……。

SFサスペンスにまた新しい地平が開いた。

その後彼女は工場の人間を殺して脱出、父を助けようとするが父は行方不明、世間には茜が人を殺して逃亡中とニュースが流れ、捕まえようとした警官との戦いで瀕死の重傷を負い……

で、2巻でどのように収束するのかわくわくしながら読んだのだが、収束するどころか、壮大な幕開けとなったところで完。続きはネットで公開しているらしいが、単行本としてはここで終わりらしい。なぜ!?



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