鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

まあ面白いのだが……「嘘から病」

  • 花岡美紀「嘘から病」(心底ブックス)

嘘から病

嘘から病

前回、「お気に召すまま」が気に入ったため、同じ作者の別作品を購入してみた。

まあ、面白いことは面白い。値段も安いので損をしたとは思わない。ただ、やはりプロの作品というにはどこか物足りない気がする。好みに微妙に外れている、というだけかも知れないが。

しかし、もしこれが自費出版で、つまり専門の編集者の協力を得ることなく本を作っているのだとしたら、結構凄いことだと思う。誤字・誤用は他人の目に触れないとなかなか気づかないものだ。が、その辺りのクオリティは高い。同時に、専門の編集者のチェックを受けられたら、もっといいものになるのではないか、とも思う。
(2015/4/5 記)