鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「平安人の心で「源氏物語」を読む」

単に源氏物語の意味をつかむだけでなく、当時の人はそれをどう読み、どう感じたのか、について解き明かした書。

たとえば「桐壺」。いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひたまひける中に……と高校時代に暗記させられたアレだが、当時、帝が身分の高くない女を寵愛するというのがどういうことなのか、とか。そんなこと、考えたことはなかった(もしかしたら授業で話に出たかも知れないが、全く印象にない)。

非常に臨場感があって面白い。いつの日か、源氏物語を読んでみたいと思わせる(現代語訳で)。

平安人の心で「源氏物語」を読む

平安人の心で「源氏物語」を読む


漫画・コミックランキング

(2019/11/7 記)