鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「宇宙兄弟」37

ますます快調。漫画史に残る名作が、着々と完成に向かっている現場位に、今まさに立ちあっている臨場感に「この時代に生きててよかった」という思いをかみしめている。

ロシアから月に行く「マクシム4」のメンバーに吾妻滝生と日々人が選ばれたことをムッタ(とフィリップ)が知る。さらにその後、ムッタらを救うタイガーチームに、ビンセント・ボールドが志願し、さらにケンジと新田が参加してきた。ルナランダーが不時着したり、これでもかと苦労が続くが、だからこそこうして仲間の協力も得られる。新田やケンジは再登場することはないのではと思っていたが、ここでこんな重要なミッションを請け負うことになった!(せりかや絵名はどうだろう?)

兄弟で月面に立つ可能性が出て来たことで、ムッタと日々人の両親が取材を受ける。幼い頃の兄弟二人の自転車旅行のエピソードは秀逸。「あの時の兄弟の姿勢のままで何かを成し遂げてくれれば、親としては何も言うことはない」お父さんカッコ良過ぎ。

相変わらずなんでマクシム4が月へ行かなければいけないのかがわからないが。福田さんが打ち上げたソユーズの訓練もしているのに。


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(2020/3/16 記)