- 友吉「人類最後の生き残りとなった男女の話。」(ナンバーナイン)
2019年11月29日刊。表紙・扉を含めて34ページの薄い本。ギャグ漫画。
妄想ネタとしては楽しい。人類滅亡とまではいかなくても、無人島に流れ着いた男女がいて、救助を当てにできそうにない、ということになった時。もちろん当座は生きるために必死だろうが、衣食住の目処がつき、当分生きていくことはできそうだとなったら。
しばらく生死を共にしたからといって、恋愛感情が湧くとは限らない。どちらもそうでなければ「それだけ」だが、この状況で片思いはつらいだろう。
本作は、場所が月面基地で、サバイバル環境は整っているという設定はよかった。さらに、実は火星基地にも人類が起き残っていたというのが面白い。もちろん地球が滅亡したから、ロケットを飛ばすことはできないし、通信もできない。
都築が読みたいが、短いからいいのかも知れない。