- 原作・夾竹桃、平沢下戸、作画・沢田一「戦国小町苦労譚 農耕戯画」3(アース・スターコミックス)
2018年10月12日刊。「デジタル版コミックアース☆スター」2018年4月~8月掲載。原作はライトノベル。
3巻では、静子は戸籍を作り、グレゴリオ暦を採用して広めた。戸籍は、発想はよいが、そう簡単にシステムが出来得るものか疑問だし、暦に関しては都で使っているものと食い違いが生じたらまずいのではないかと思うが、そこは突っ込んではいけないことなのだろう。
また、風邪をこじらせ寝込んでいた奇妙丸(信長の嫡男)に対し、部屋を加湿し、精進料理を食べさせ、回復させる。さらに信長にはストレスの存在を示し、生産性を上げるには健全な環境と適度な休息が必要だと説く(信長はこれを応用し、美濃攻めに当たって敵兵に休息を与えないようにして戦力をダウンさせた)。
数々の功績に対し、静子の町で慰労会が開かれることになったが、ここで静子は天ぷらや温泉卵を作って献上。まさに無双の極みだ。
ある日信長は静子を呼び出し、問う。お前はこの世の者ではない、何処から来たか、と――