鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「エイジ」コンプリート・エディション

「エイジ」の単行本が出たのが1985年で、もちろん即、購入した。これはこれで、ボクシング漫画というより、高校生の「ひと夏の物語」として、完結した作品であると言えないこともない。ただ、その後も雑誌には断続的に続きが描かれていたようなのだが、いつまで経っても2巻が出ないのを残念に思っていた。単行本を出すほど分量が溜まらないうちに作者が作品を継続できなくなってしまったのだろう。江口寿史らしい話である。

……と思ったら、kindleではコンプリート版が出ていることに気付き、早速購入した。これは2010年に発売されたものを底本にしているようだ。続編は思ったより量が多く、楽しめた。こういうことがあるから、長生きしてよかったと思う。

「エイジ」コンプリート・エディション

「エイジ」コンプリート・エディション

(2019/9/17 記)


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