鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ワンダービット」1

「ログイン」(ASCII)という雑誌に1991年から掲載されていた作品。一話完結のオムニバス形式だが、首藤レイ博士は多くの作品に狂言回しのように、いろいろな形で関わっている。

アオイホノオを読んでいて、僕は島本和彦の本は50冊くらい持っているけど、その半分は「アオイホノオ」で、なんだか「アオイホノオ」が(僕の印象だけでなく、世間的にも)代表作になりつつあって、それ以外にどんな作品を描いていたっけ? と思って探しているうちに目に留まった作品。

島本のギャグ短編集というのは珍しいのではないか。また、純SF(といってもギャグだが)な話もあるが、島本のSFも珍しいと思った。

第7話「東京大パニック」で、怪獣と戦うには人間を巨大化させるしかないということになり、女子プロレスラーがその任に当たるのだが、てっきり、人間は巨大化できるが衣服はできない、という話かと思ってしまった。衣服もちゃんと巨大化していた。そういえば島本和彦に下ネタはなかったな……



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