鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「目黒さんは初めてじゃない」7

  • 9℃「目黒さんは初めてじゃない」7

発売を事前に知っていたため、予約購入できた。

古賀くんは高校を卒業。目黒さんを両親にも紹介し、ゆっくりと関係を深めていく。

本巻では「初めてのホテル」がある。ここですんなり行為に及べば面白くもなんともないが、まあ、そうはならない。しかし「付き合っている」「若い」二人がホテルに入って、何もしないというのもなあ。経験者の目黒さんがホテルに入ることを提案し、初めての古賀くんがテンパったという図式なんだが、もう少し別の展開があってもよかったと思う。古賀くんは、覚悟が決まっていないなら部屋に入るのを断わるべきだった。

目黒さんが古賀くんと付き合っていく中で少しずつ成長しているところがこの話の面白さ。新しいクラスになって目黒さんのクラスメイトにイヤな女が登場。目黒さんに男性経験を「大声で」尋ねるが、それをさらりとかわした目黒さんはお見事。目黒さんには古賀くんしかいないと読者が納得できるのがいい。



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