- 清水めりぃ「ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話」1(コミックエッセイ)
2019年2月15日KADOKAWA刊。
猫漫画に外れなし、というが、本書はその中でも異彩を放っている。なんというか、「尊いです」としか言いようがない。
ある日突然、モフ田くんは猫になってしまった。そのことを上司に報告したが「出社しろ」と言われたから会社に行った。以後、これまで通り普通に仕事をしているが……
猫化したことに大きな疑問を持たず、なるようになると考えるモフ田くんだが、こうした思考自体が既に猫的である。
中身は人間なのだが、単に見た目が猫だというだけでなく、モフ田の行動はいちいちが猫的であり、かわいく、癒される。
こんな人(猫)が会社にいたら、社員はそりゃ癒されるだろうなあ、と思う。そんな会社に入りたい。