鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「宇宙兄弟&小山宙哉大解剖」

2015年11月20日刊。

最新刊が27巻という時代の本。今は43巻なので随分と遠くへ来たようだが、既にムッタは月へ行っているので、意外と話は進んでいないなと思った。六太がまだ帰って来ていないのだから。

主要な登場人物の略歴紹介、特にせりかさんやシャロン博士はぐっとくるものがあった。

JAXA理事長の茄子田シゲオは、いかにも漫画的な特徴ある顔だが、向井万起男がモデルだとは知らなかった。本作の中で小山宙哉向井万起男の対談があり、写真が載っているのだが、茄子田にそっくり! びっくりした。この向井万起男の妻が、日本人初の宇宙飛行士、向井千秋小山宙哉向井万起男の「君について行こう」を読んで「宇宙兄弟」の構想を得たらしい。また、せりかさんは、何でもよく食べることなど、向井千秋の性格や特徴を多く取り込んでいるようだ。面白い。

ただ、せりかは恋愛ごとには興味がない、日々人はオリガのことを異性として意識しているわけではない、のように書かれた箇所があったが、そう断定はできないと思う。今後の展開に期待しよう。

こういうムック本は時期を過ぎると入手不可能になるものだが、電子化のおかげでこうして8年経っても入手することができる。kindleさまさまだ。



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