鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「カラオケ行こ!」

  • 和山やま「カラオケ行こ!」(KADOKAWA

2020年9月12日刊。

映画を見たので原作も読もうと思って購入。先週の週刊ベストセラーランキングを見ていたら「ファミレス行こ!」がランクされていた。和山やまがそこまで売れている作家とは思わなかった。映画の影響かな。

意外と短い話だ。聡実君が合唱部の練習をサボって映画鑑賞部に入り浸ったり、ももちゃん先生の指導が物足りないと和田が責めたり、父親がおかしな柄の傘を買ってきたりするのは、すべて映画オリジナルだった。間を持たすために話を膨らませる必要があったのだろう。違和感を持った理由がわかった。

和山の作品はこれまでいくつか読んでいるのだが、ここに感想を書いていない。うまくまとまらず見送っていた。書いておけば、今、読み比べることができるのに。読んだ作品の感想をすぐに文章化するのは難しいのだが、意味はある。