鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

読みかけの本をなくした(2)

「読みかけの本をなくした」の続き。

翌日の夜、職場からの帰りに駅の近くの書店2軒に寄ったが見つからない。それでわざわざ新宿まで出てBOOK FIRSTに行ったところ、在庫があった。BOOK FIRST(新宿店)、エライ!

ようやく続きを読むことができたのだが、栞が挟まっていないため、どこまで読んだかがわからない。適当にあたりをつけて読み始めるも、読んだ記憶はあっても話が頭に入っていかない。もともと、複雑で少々わかりにくい話ではあるのだが、間に一日あいてしまったことで忘れてしまった部分もある。

最初から読み直すのも面倒だし、早く先を読みたいし、知らない(覚えのない)人の名前が出てきたところでページを戻して初出を探したりしていたのだが、印刷された文字を探すのは容易ではなく、結局最初から読み直すことにした。とはいえ前日に読んだばかりの部分は、初めて読む時と同じ情熱をもって読むことはできない。おまけに妙に期待感が高まってしまい、最後まで読み終えた時は「なんだ、この程度のもんだったのか」みたいな気持ちもどこかにあった。

ポツリポツリと時間をかけて読む本もあるが、ミステリーやサスペンスにおいては、途中で変な間をあけず、一気呵成に読まないとえらい目に遭うという例。

もともとクラシックのコンサートを中断させてしまった事件に引っ掛けて書くつもりだったが、どうでもよくなったので、尻切れ蜻蛉だけどこれで。*1

(2012/01/31)

*1:1月10日、ニューヨーク・フィルハーモニックのコンサートでiPhoneのアラームを鳴らせた観客がいて演奏が中断されるという事件があり、ネットでも話題になっていた。