- あずみきし「死役所」5(新潮社バンチコミックス)
第21~23条はハヤシの過去編。いろいろとゆるいハヤシだが、なかなか壮絶な過去だった。もちろん死刑になってここにいるわけだから、壮絶なのに決まってはいるが。
ハヤシに殺された人は、殺されて当然とは思わないけど、ちょっとした気の弱さとか心の迷いとかいうレベルではなく、相当に悪質である。責められることも罪に問われることもなく、怯える時間も短くあっさり殺されてしまったのは納得のいかないところだ。
第24条は人気ユーチューバーのなれの果て。先日twitterで、いよいよ死ぬ時にフォロワーさんに挨拶できないのが残念、というような投稿があって、生命反応がなくなったら自動投稿するようなシステムを作る、という案に対し、その投稿がバズってもわからないのは悔しい! みたいなコメントがあったことを思い出した。自分の「死」という一世一代のイベントがネットで流せれば、確かに注目はされるだろうな。
シラ神さん初登場、と思ったら3巻でも出ていたそうだ。あわてて確認したら確かに登場していたけど、その時は名前が紹介されなかった。
ところで最終話は、なぜ第25条ではなく「番外編」なんだろう。内容も分量も、他と同じだと思うが、掲載誌が違うとか?
死役所職員
名前 | 担当 | 初登場 |
---|---|---|
シ村 | 総合案内 | 第1条 |
ニシ川 | 自殺課 | 第1条 |
岩シ水 | 人為災害死課 | 第2条 |
イシ間 | 他殺課 | 第3条 |
ハヤシ | 生活事故死課 | 第6条 |
松シゲ | 交通事故死課 | 第6条 |
シラ神 | 病死課 | 第24条 |