鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~

沖田×華の名前は、「本当にあった笑える話」を通読していた頃に「毎日やらかしてます。」という作品を読んでいたため名前は知っていた。発達障害を抱え、苦労しつつも周囲の理解や手助けに支えられて、細々と漫画家をやっているのだと思っていた。

こんな著名な作品の著者だったとは!!

NHKでもテレビドラマ化されていたから、作品の名前は知っていた。そういうことなら一読してみようと思って一巻を購入したが、想像していた内容と全く異なる話で驚愕した。

てっきり、「コウノドリ」に代表されるような、「苦労はあったけど最後はみんなしあわせ」的な前向きな話かと思ったら真逆だった。「透明な」ゆりかごというのは、生まれてこなかった子のことを指しているわけね。

良作だと思うが自分の気持ちがかなりポジティブな時でないとサクサクは読めない。今のところ2巻以降の購入を躊躇している。

(2019/8/19 記)